HeadのテニスラケットRadical MP 2023は、「癖のないラケット」として非常に人気が高いモデルです。
今回は、2024年3月からこのラケットを使い始めた僕が、以前使用していたYonex VCORE 100 2023との比較や、ストリング、重り(ウェイト)、グリップといった詳細なカスタマイズ内容をすべて公開します。
「Radical MPの打感が気になる」「カスタマイズで悩んでいる」という方は、ぜひ参考にしてください。
Head Radical MP 2023を選んだ理由
1. 抜群の「振り抜き」の良さ
僕がRadical MP 2023に乗り換えた最大の理由は、ラケットの振り抜きが圧倒的に良かったからです。
以前使用していたYonex VCORE 100 2023も素晴らしいラケットでしたが、Radical MPはスイングスピードを上げやすく、思い切りボールを叩ける感覚があります。スペックはヘッドサイズ98インチ、重さ300gと、当時の市場ではそこまで多くなかった組み合わせだったことも、選んだ理由の一つです。
2. 飛びは控えめだが、操作性が高い
よく「癖がない」と言われますが、僕の体感では、以前のVCORE 100 2023の方が明らかにボールが飛びます。 Radical MP 2023は、飛びすぎず、自分の力でコントロールできる操作性の高さが魅力だと感じています。
ちなみに、某アプリでの使用者数を見ると、2025年9月現在で、HeadのラケットでRadical MP 2023が一番人気があるようです。多くのプレイヤーから選ばれていることからも、その性能の高さがうかがえます。
僕のRadical MP 2023 カスタマイズ全公開
テニスラケットの性能を最大限に引き出すため、僕はRadical MP 2023に細かなカスタマイズを施しています。


ストリング:飛びとスピンを両立
| 項目 | 詳細 | 意図 |
| ストリング | Yonex ポリツアーレブ 1.20mm (メイン・クロス) | 回転(スピン・スライス)のかかりやすさと、適度な反発力を求めています。 |
| テンション | 50ポンド | 柔らかさと飛びを重視したセッティングです。 |
【今後の計画】 2月に張ったので、張り替えのタイミングを過ぎてますね。次は、もう少しボールを叩きたいという目的でポリツアーレブ 1.25mmか、ハイパーG 1.25mmを試す予定です。ただし、飛びが足りなくなると感じたら、すぐに1.20mmに戻すつもりです。
重り(鉛):面安定性を重視
| 項目 | 詳細 | 意図 |
| 重り(鉛) | ラケットヘッドの3時と9時の方向に1gずつ | ストローク時の面安定性の向上が目的です。肘や肩への負担を考慮し、控えめな重さにしています。 |
グリップ:こだわりと使用感
| 項目 | 詳細 | 影響 |
| 元グリップ | Headのレザーグリップに交換 | 理由は正直、カッコよかったからです!2023年モデルでは元グリップの状態でとても使いやすかったので、ここは交換する必要はなかったと感じています。 |


【交換後の変化】重さが約8g増え、バランスがトップライトになりました。これにより、ボールの伸びがわずかに控えめになった気がします。ストリングのゲージを太くすると、さらに飛びが抑えられる可能性があります。これは、今後のカスタマイズの大きな課題となりそうです。
その他:小物へのこだわり
まとめ
Head Radical MP 2023は、高い操作性を持つ非常にポテンシャルの高いラケットです。自分のプレースタイルや好みに合わせてストリング、重り、グリップを試していくことで、さらに最高の相棒になってくれます。
僕自身、ちょくちょくセッティングを変えて試してみるのが好きなので、また微妙な変化があったらこのブログで報告したいと思います!
【Radical MP 2025との違いと調整の苦労】 ちなみに、後継モデルであるRadical MP 2025は、この2023年モデルとは全く異なる打感でした。
2025年モデルでは、調整に大変苦労し、試行錯誤の末に元グリップを交換することで解決しました。「2023と2025は別物」だと感じた理由や、その調整方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。


