HEADの看板モデル「ラジカルMP(2023年モデル)」。
非常にバランスの良い名器ですが、競技レベルの相手と打ち合ったり、ハードヒットしたりした際に「少し打ち負ける」「パワー不足を感じる」ことはありませんか?
標準スペック(300g / 320mm)は操作性に優れる反面、パワー系プレイヤーにとっては少し物足りなさを感じるのも事実です。
そこで今回は、私が試行錯誤の末にたどり着いた「ラジカルMPの良さを消さず、パワーと安定性を最大化するカスタムセッティング」を詳しく解説します。
▼ 3秒でわかる!カスタムの効果
| 項目 | 変化の内容 | 得られるメリット |
| 重量 | 300g → 310g〜 | 強打に負けない安定感 |
| バランス | 320mm → 315mm前後 | 手元の操作性を維持 |
| 打球感 | 軽快さ重視 → 重厚感UP | ボールを潰して打つ感覚 |
なぜ「カスタム」が必要だったのか?
ラジカルMPは「グラフィン」や「オーセチック」の恩恵で、非常にクリアな打球感を持っています。しかし、以下のシーンで限界を感じる場面がありました。
- 相手の強烈なサーブへのリターンで、面がブレる。
- スピンをかけようとした際、ヘッドの走りが軽すぎて球が浅くなる。
これらを解決するために、「キモニー リードテープスリム(重り)」を使って、スイングウェイトと安定性を調整することにしました。
【実戦レビュー】たどり着いた「黄金比」セッティング
私が実際に施したカスタムの内容と、その後の変化を紹介します。


1. 重りの配置:3時と9時(各1g)
ラケットの左右に重りを1gずつ配置することで、「面安定性」が劇的に向上しました。
特にボレーの際、芯を少し外してもラケットがブレず、相手のパワーを利用して深く返すことができるようになります。
2. グリップエンド側への調整
ヘッド側だけに重りを貼ると操作性が落ちるため、レザーグリップに変更しグリップエンド側を調整し、バランスを少し手元寄りに戻しています。これにより、総重量を上げつつも「振り抜きやすさ」をキープしました。


3. カスタム後の打球感の変化
一番の変化は「ボールを潰している感覚」が強まったことです。
以前は弾き飛ばす感覚が強かったのですが、カスタム後はしっかりとボールをホールドし、重たいボールを打ち込めるようになりました。
2023年モデルを今、カスタムして使う価値
最新モデルが登場した今、2023年モデルは中古やセールで非常に安価に手に入ります。
- 最新モデルに高いお金を出すなら、型落ちを安く買って「自分専用」にカスタムする。
これは賢い選択です。2023年モデルに搭載されている「Auxetic 1.0」は非常に完成度が高く、カスタム次第で現行のツアーモデルに匹敵するスペックへと進化させることができます。
まとめ|ラジカルMPはカスタムで「完成」する
ラジカルMPは、そのまま使っても素晴らしいラケットですが、カスタムすることで「あなただけの最強の武器」に化けます。
- 「あと少しだけパワーが欲しい」
- 「打ち負けない安定感が欲しい」
そう感じている方は、ぜひ今回紹介したリードテープによる調整を試してみてください。たった数グラムの変化で、テニスがもっと楽しくなるはずです。
【Radical MP 2025との違いと調整の苦労】 ちなみに、後継モデルであるRadical MP 2025は、この2023年モデルとは全く異なる打感でした。
2025年モデルでは、調整に大変苦労し、試行錯誤の末に元グリップを交換することで解決しました。「2023と2025は別物」だと感じた理由や、その調整方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。



