テニスをプレイする際に、ラケットやストリング、オーバーグリップを変えることで、若干かもしれませんがプレイそのものが改善されることがあるはずです。しかし、リプレイスメントグリップまで変えようと思う人は少ないのではないでしょうか。
オーバーグリップは多種多様なものが販売されていますが、ラケットの土台となるリプレイスメントグリップを交換することは、あまりないかもしれません。
しかし、僕は今回、このリプレイスメントグリップを交換したことで、ちょっとした悩みを解決することができました。
なぜリプレイスメントグリップを交換したのか?
僕はこれまで9本のラケットを使ってきましたが、今回初めてリプレイスメントグリップを交換するに至りました。そのきっかけは、楽しみにしていたHEAD Radical MP 2025に感じた違和感です。
前作のRadical MP 2023を愛用していたのですが、今作は個人的にまったく別物のラケットに感じました。同じポリツアーレブ 120を張っても、ボールが飛びすぎてコートに収まらず、コントロール系のラケットとは思えないストレスの溜まるプレイが続いていました。
その原因を探るうちに、グリップがなんだか凹んでいるような違和感があることに気づいたのです。そこで、昔使っていたPrinceのラケットがレザーグリップだったことを思い出し、カスタムの一環として、バボラのナチュラル グリップに交換することにしました。
バボラ レザーグリップに交換して感じた3つの効果
リプレイスメントグリップをバボラのナチュラル グリップに交換した結果、ラケットは劇的に変わりました。

1. 飛びが抑えられ、コントロールが向上
レザーグリップは、一般的なシンセティックグリップよりも重いという特徴があります。これによりラケットのバランスがトップライトになり、ラケットヘッドがよりスムーズに回るようになりました。結果として、飛びすぎが改善され、ボールがしっかりコートに収まるようになりました。
2. 打感がクリアになった
レザーグリップは、手に直接ラケットの振動や情報を伝えてくれます。打った瞬間のボールの感触が手にダイレクトに伝わるので、非常にクリアな打感を得ることができます。
3. 高級感とカッコよさ
オーバーグリップを巻くので普段は見えませんが、ラケットを開けた瞬間に見えるレザーグリップは、高級感があり、所有欲を満たしてくれます。
交換する際の注意点
交換するメリットはたくさんありますが、いくつか注意すべき点もあります。
グリップの厚さが変わる可能性
リプレイスメントグリップは、メーカーによって厚さが微妙に異なります。今回紹介したバボラのレザーグリップは、HEADのレザーグリップと比較すると若干薄いと感じました。グリップの太さにこだわる方は、事前にしっかり調べてから交換することをおすすめします。
重さとバランスの変化
レザーグリップはシンセティックグリップよりも重いので、ラケット全体の重さとバランスが変わります。意図的にトップライトにしたい場合は有効ですが、そうでない場合はバランス調整が必要になるかもしれません。

まとめ:リプレイスメントグリップ交換はこんな人におすすめ!
リプレイスメントグリップを交換する機会はあまりないかもしれませんが、今回の経験から、以下のような人にはぜひ試してほしいと感じました。
- 普段のラケットをもう少しトップライトにしたい人
- 打感をよりクリアに感じたい人
- ラケットに高級感を出したい人
ラケット選びに悩んでいる方も、新しいラケットに違和感がある方も、リプレイスメントグリップを交換するだけで解決することがあります。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

