テニスラケットの性能を最大限に引き出す上で、ストリング選びは非常に重要です。
今回レビューするのは、ヨネックスの人気ストリング「ポリツアーレブ (Poly Tour REV) 1.20mm」です。
「スピンもスライスも、本当に回転がかかるの?」といった疑問を解決するため、僕が実際に使用した正直な感想をお伝えします。ラケットとの相性についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
ポリツアーレブ 1.20mmを選んだきっかけ
僕は、ラケットをヨネックスのVCORE 2023からHEADのRadical MP 2023に変更したタイミングで、このストリングを使い始めました。
VCOREにはポリツアープロ 1.20mmを張っていたのですが、Radical MPはVCOREよりも飛ばないフレームです。そのため、「ストリングで飛びを補いたい」と考え、より飛ぶと言われているポリツアーレブを選びました。
Radical MPのフレームカラーと合うオレンジ色があったのも、大きな決め手の一つです。ポリツアーレブは色々なカラーがあるので、ラケットに合わせてチョイスするのもおすすめです。
ポリツアーレブ 1.20mmの正直レビュー
1. 意図した通りに回転がかかる!
このストリングの最も大きな特徴は、スピンやスライスといった回転系ショットのかかりやすさです。ボールを打つ際、ストリングがしっかりとボールに「引っかかる」感覚があり、意図した通りの回転をかけることができました。
スライスショットではボールが鋭く滑り、相手を崩すことができると感じました。また、スピンショットではボールの軌道をぐっと上げることができ、深く打ち込んでコートに収めやすくなります。ただし、僕の腕では意図せず、ボールの軌道が上がりすぎてしまうことも多々ありました。
2. 柔らかさと反発力のバランス
ポリツアーレブは、反発が良く、それなりに飛んでくれます。 1.20mmという細ゲージの特性もあってか、打球感は比較的柔らかく感じました。硬いストリングが苦手な人には、この柔らかさが大きなメリットになります。
3. 細ゲージ(1.20mm)のメリット・デメリット
個人的には、1.20mmのような細いゲージのストリングはありだと考えています。
- メリット: 回転量が増える、飛びがよくなる、柔らかく感じられる。
- デメリット: ボールを潰すのが難しくなる、強めに張ることができない、緩みやすい。
一般的に、細いゲージは切れやすいと思われがちですが、ポリストリングを簡単に切れる人は多くないと思います。ポリストリングの1.25mmで切れたことがない人は、おそらく1.20mmでも大丈夫でしょう。
まとめ
ヨネックスのポリツアーレブ 1.20mmは、回転系ショットを重視するプレイヤーにとって非常に有効なストリングです。特に、ラケットの飛びを補いたい、打球感を柔らかくしたい、といった悩みを持つ人には、試してみる価値のある一本です。
カラーバリエーションも豊富なので、ラケットとのコーディネートを楽しむのも良いですね。

